~来タレ我軍曹!×4受限定軍曹&4受大臣憩いの場★~
『幸せまみれ』
トロワ×カトル
短い短いお話になります。
珍しく二人はケンカをしているようです。
まま、トロワからすれば幸せなケンカなのですが。
一瞬で終わるお話です。
本文を読むから小説になります。
少しでも楽しめたというかたがいらしたら、幸いですv
そのさいには、拍手やコメントしてやってっくださいませv
ではでは、はじまり、はじまり~v
トロワ×カトル
短い短いお話になります。
珍しく二人はケンカをしているようです。
まま、トロワからすれば幸せなケンカなのですが。
一瞬で終わるお話です。
本文を読むから小説になります。
少しでも楽しめたというかたがいらしたら、幸いですv
そのさいには、拍手やコメントしてやってっくださいませv
ではでは、はじまり、はじまり~v
『幸せまみれ』
二人はほとんど喧嘩をしないのであるが、さすがに皆無ではない。
だがそれは、カトルの思い込みから起きる、他人からみればトロワにとっては迷惑なものだった。ふくれたカトルも可愛くてしょうがないだけの堕落した男だったから、トロワ本人は迷惑などと考えていないので、放っておけばよかった。
それに、常日頃から穏やかなカトルが怒るというのは、とても珍しいことだったから、素の部分を飾ることなく見せてくれているようで逆にトロワは嬉しかった。
それから、何といっても、トロワからすればカトルの白い肌が朱をつけて、ほっぺが桃のようになるのが、あまりに美味しそうでツボだった。
「トロワのバカーッ! どうして最後に残しておいたチョコを食べちゃうの!?」
「よけていただろ」
「よけてたよ」
「ああ、だから、嫌いなのかと思っただけだ」
「あのねぇ、残しておいたのっ! 甘いものなんてほとんど欲しがらないくせに。どうして僕の物まで取っちゃうの!?」
「避けていたから引き受けたつもりだったが」
「避けてないの。大事に残してたんだよっ」
「カトルが食べられないのかと思ったんだ」
「だから、最後の楽しみにとっておいたのっ」
「嫌いなのかと思って処理しただけだ」
「バカッ! トロワはバカだよ」
「いつまでも飾っておくものだから代わりに始末したつもりだったんだが、そこまで俺は責められるのか?」
「トロワのバカーッ! バカ、バカ、バカ、バカ、バカーーーー!」
このまま「バカ」と言われること軽く十回を越え。これほどまでに人から馬鹿扱いされたことはなかったなぁと、トロワは思った。おそらく馬鹿呼ばわりの連発では最高記録だろう。
「アッ、笑った!? どーして? 僕のこと笑ったんでしょ。トロワのバカーッ」
指摘されて初めて気がついた。自分の表情が柔和なものになっていると。
ますますカトルがふくれるのを見つめながら、馬鹿も悪くはないなとトロワは思っていた。ああ、頭からつま先まで、馬鹿で埋もれそうだ。馬鹿まみれ……。
それでも、トロワから見たカトルの可愛さは増すばかり。
戦場にいたときは腹を満たせればよかった。好物などと思っていたのなら、いつ来るともしれない攻撃に備え、死ぬ前にまずはそれから食らうだろう。
ヒートアップ。「バカ」掛けることの百回オーバー……。
それでも、赤くなるカトルの顔を見ているトロワは幸せだった。
■FIN■
初出 2006年1月8日「memirial day」
からのものに、少しの訂正をしました。
二人はほとんど喧嘩をしないのであるが、さすがに皆無ではない。
だがそれは、カトルの思い込みから起きる、他人からみればトロワにとっては迷惑なものだった。ふくれたカトルも可愛くてしょうがないだけの堕落した男だったから、トロワ本人は迷惑などと考えていないので、放っておけばよかった。
それに、常日頃から穏やかなカトルが怒るというのは、とても珍しいことだったから、素の部分を飾ることなく見せてくれているようで逆にトロワは嬉しかった。
それから、何といっても、トロワからすればカトルの白い肌が朱をつけて、ほっぺが桃のようになるのが、あまりに美味しそうでツボだった。
「トロワのバカーッ! どうして最後に残しておいたチョコを食べちゃうの!?」
「よけていただろ」
「よけてたよ」
「ああ、だから、嫌いなのかと思っただけだ」
「あのねぇ、残しておいたのっ! 甘いものなんてほとんど欲しがらないくせに。どうして僕の物まで取っちゃうの!?」
「避けていたから引き受けたつもりだったが」
「避けてないの。大事に残してたんだよっ」
「カトルが食べられないのかと思ったんだ」
「だから、最後の楽しみにとっておいたのっ」
「嫌いなのかと思って処理しただけだ」
「バカッ! トロワはバカだよ」
「いつまでも飾っておくものだから代わりに始末したつもりだったんだが、そこまで俺は責められるのか?」
「トロワのバカーッ! バカ、バカ、バカ、バカ、バカーーーー!」
このまま「バカ」と言われること軽く十回を越え。これほどまでに人から馬鹿扱いされたことはなかったなぁと、トロワは思った。おそらく馬鹿呼ばわりの連発では最高記録だろう。
「アッ、笑った!? どーして? 僕のこと笑ったんでしょ。トロワのバカーッ」
指摘されて初めて気がついた。自分の表情が柔和なものになっていると。
ますますカトルがふくれるのを見つめながら、馬鹿も悪くはないなとトロワは思っていた。ああ、頭からつま先まで、馬鹿で埋もれそうだ。馬鹿まみれ……。
それでも、トロワから見たカトルの可愛さは増すばかり。
戦場にいたときは腹を満たせればよかった。好物などと思っていたのなら、いつ来るともしれない攻撃に備え、死ぬ前にまずはそれから食らうだろう。
ヒートアップ。「バカ」掛けることの百回オーバー……。
それでも、赤くなるカトルの顔を見ているトロワは幸せだった。
■FIN■
初出 2006年1月8日「memirial day」
からのものに、少しの訂正をしました。
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プロフィール
HN:
たみらむゆき軍曹&碧軍曹
性別:
非公開
職業:
カトル受専門の夢想家(野望)
趣味:
カトルいじり・カトル受妄想
自己紹介:
むゆきと碧
2人のカトル受限定軍曹が
同志を募って
集って憩ってしまう場を
つくろうと
もくろんだしだいであります。
小説や絵を
UPするのであります。
日記は書く気なし!
(そして、
まともなプロフィールを
語る気もなし。。笑)
軍曹はカトル・ダーリンズ
だいちゅきトークが
したいだけでありますから!
「我軍曹ッ!」
の名乗り随時募集中v
いつか、軍曹の集いを
したいものでありまっす★
しかして、
「なぜ軍曹?;」と、
大半の方に思われてるだろう。。
カトル受最前線で戦い続けるため
出世しすぎて
外野にはいかないからの
万年軍曹であります!
ちなみに最近急に
自分のことを、
「4受大臣」とも名乗るように。
「4受大臣補佐官」など(笑)
こ、これは進化なのか!?(笑)
我が魂、
カトル受とともにあり★(ビシッ!)
2人のカトル受限定軍曹が
同志を募って
集って憩ってしまう場を
つくろうと
もくろんだしだいであります。
小説や絵を
UPするのであります。
日記は書く気なし!
(そして、
まともなプロフィールを
語る気もなし。。笑)
軍曹はカトル・ダーリンズ
だいちゅきトークが
したいだけでありますから!
「我軍曹ッ!」
の名乗り随時募集中v
いつか、軍曹の集いを
したいものでありまっす★
しかして、
「なぜ軍曹?;」と、
大半の方に思われてるだろう。。
カトル受最前線で戦い続けるため
出世しすぎて
外野にはいかないからの
万年軍曹であります!
ちなみに最近急に
自分のことを、
「4受大臣」とも名乗るように。
「4受大臣補佐官」など(笑)
こ、これは進化なのか!?(笑)
我が魂、
カトル受とともにあり★(ビシッ!)
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